恥ずかしながら、小栗旬の名前を始めて耳にしたときは、ただのアイドル路線のタレントさんかな、という印象しかありませんでした。ちょうど小栗旬がドラマに起用されたことが大きくニュースで取り上げられていたところで、小栗旬のアイドルのような容姿を見てそう思ってしまったのでした。しかし、小栗旬について調べていくと、実にしっかりとしたビジョンや人生観を持った俳優さんなんだということがよく分かります。特に2002年以降の小栗旬の、演技に対しての情熱や姿勢は、生まれ持った容姿だけをよりどころとする薄っぺらいものではなく、自分をより高めようと努力しているのがありありと伝わってきます。
そして、自身の至らなさなどを客観的に受け止めながらも演じることが心から楽しいと言い切る小栗旬には、やはり演技力や容姿だけにとどまらない天賦の才があるのでしょう。
小栗旬はテレビドラマや映画だけでなく、舞台演劇にも力を入れており、蜷川氏のシェークスピア劇に3度も挑戦し、大成功を収めています。小栗旬にとって俳優として大きく成長できた仕事だったのではないでしょうか。ドラマや映画などと違い、リアルタイムに観客の反応を肌で感じることのできる舞台演劇は小栗旬自身も楽しいと明言しています。